将棋上達日記(雁木・相振)

将棋24で三段の筆者の対局日誌です。雁木・相振飛車で戦っています。

終盤は金を攻める・金を自陣に埋める

今回はNHK杯から。71手目の局面では後手の菅井さんがここから駒得を生かして優勢を拡大していく指し方が参考になりましたので記事にします。

<図からの指し手>
    △4二銀
▲4七龍 △4六桂
▲7九玉 △2五角
▲8九玉 △5八桂成
▲4五龍 △3三桂
▲4四龍 △5九角成
▲2三歩 △3二金
▲2一飛 △3一金打


先手の龍が強いので銀を投入してがっちり弾きます。
(龍馬を金駒で弾いて先手を取るのはだいたいいい手ですね)
そして58の金を桂馬で攻めならが成桂、馬を作って攻めつつ、相手の反撃に31金打ちとここでもしっかりと受けます。

<図からの指し手>
▲1一飛成 △6八成桂
▲7七金 △2一歩


21歩で後手陣は更に鉄壁になりました。このあと先手に攻めさせて桂香を入手して8筋から反撃して後手の勝ちとなりました。
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投了図を見るとよくわかります。後手玉は金3枚に対して先手玉は金なし状態。どちらが優勢かとてもわかりやすくなっていますね。
■勉強になったこと
・終盤は相手玉の金をはがすゲーム
・駒得していて攻めが切れないのであれば自陣に金銀を埋めて手厚くする