左右挟撃体制を作る
高段の対局より。
図は中飛車の中盤戦です。
駒の損得はなし=
玉の硬さは先手++
駒の働きは先手+
手番は先手
玉型の差が大きく先手有利です。ここからどう攻めるか
<図からの指し手>
▲6四歩 △6一飛
▲7三香 △6二金
▲6三歩成 △同金
▲7二香成 △3一飛
▲7三歩成 △6四金
先手は歩と香車を巧みに使って左辺にと金作りに成功しました。
<図からの指し手>
▲2三馬 △2二香
▲1二馬 △2五歩
▲6二成香 △同銀
▲同と △2三香打
▲5二金 △3二王
▲5三角
△22香に▲41金から一気に攻めるのかと思いきやじっと▲12馬でした
そして▲62成香からじりじりと寄せの網を絞りました。
最後は▲53角で以下先手が勝ちました
<勉強になった点>
・▲64歩〜▲73香から成駒を作る手筋。玉の周りに寄せの拠点ができた
・▲23馬〜▲12馬。後手を引いたようでも左右挟撃でじっくり攻めて勝ちと見ている