将棋24雁木・相振上達日記

将棋24で二段の筆者の対局日誌です。雁木・相振飛車で戦っています。(矢倉はお休み中)

5,6月の対戦結果と勉強結果

2018年の成績
1月 5勝7敗 R1635→1614
2月 5勝3敗 R1614→1647
3月 4勝2敗 R1647→1682 
4月 6勝1敗 R1682→1764
5月 1勝3敗 R1764→1732
6月 4勝2敗 R1732→1766
2018年成績 43戦 25勝 18敗 0.58

5,6月は5分の成績となりました。
雁木 2-4 相振 1-1 他 1-0 時間切れ 1-0
5,6月は雁木で負け越してしまいました。
負けた将棋は自分から動いて失敗した将棋が多かったです。
序盤は積極的に動かず、自分の戦い方に徹したほうがよさそうです。

2018年度上期は25勝することができました。
これまで年間100局対局をすることと、勝率5.5割を目標としていましたが、最近目標を変更して年間50勝することを
目標に変更しました。
勝率を意識してしまうと対局するのが怖くなってしまい、対局をネガティブに捉えてしまう時がありました。
積み上げ式の目標(イチローの年間200安打など)にすることで、対局を前向きに捉えて勝利をつみ上げようと考えられるようになりました。
些細なことですが意識に変化をもたらせています。

5月の勉強結果
詰将棋(1P/問) 計画 600問 実績 648問 648P
必死問題(2P/問) 計画 48問 実績 61問 122P
棋譜並べ(6P/局) 計画 8局 実績 40局 240P
24観戦or反省の記事を書く(10P/記事) 計画 10記事 実績 0記事 0P
対局の反省(10P/問) 計画 15局 実績6局 60P
その他 長い詰将棋将棋世界付録など 計画100P 実績24P
合計 1118P

6月の勉強結果
詰将棋(1P/問) 計画 600問 実績 504問 504P
必死問題(2P/問) 計画 48問 実績 19問 38P
棋譜並べ(6P/局) 計画 8局 実績 24局 144P
24観戦or反省の記事を書く(10P/記事) 計画 10記事 実績 0記事 0P
対局の反省(10P/問) 計画 15局 実績 10局 100P
その他 長い詰将棋将棋世界付録など 計画100P 実績50P
合計 838P

5月はGWの休みがあったこともあり、目標達成できました。
しかし、6月は仕事が忙しかったことや、土日に予定が立て込んだこともあり目標未達となってしまいました。
ポイント制の勉強法にしてから半年経ちました。目標達成できない月もありましたが、地道な詰将棋をこれまでよりも前向きに目的意識を持って取り組めているのが上期の良い成績につながっていると思います。
引き続き勉強を記録する取り組みを続けていきたいと思います。

大駒の効きを止める犠打

24高段者の対局から。図は後手が桂頭を攻めようとしている局面です。ゆっくりしていると桂馬を取られているので先手は急ぐ必要があります。

<図からの指し手>
▲5七歩 △4七銀右成
▲同金 △同銀
▲6五桂 △同歩
▲4七銀 △6六歩
▲5三銀 △6三王
▲5六銀 △6四桂


先手は後手の攻めを引っ張り込んで反撃する順を選びました。
▲65桂の捨て駒がうまい手で、このタイミングで桂馬を捨てて銀を取り返せるのですね。見えませんでした。後手も玉頭を守りながら攻防の桂を打ちましたがここからうまく決めました。

<図からの指し手>
▲同銀成 △同王
▲6五歩 △6三王
▲6四銀 △5二王
▲5三銀成 △4一王
▲3五桂


上から抑えこんで最後に▲35桂で寄り形になりました。▲53銀成の局面ではつい▲53角成いきたくなりましたが、大駒より小ゴマを使えですね。
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勉強になった点

・取られそうな駒を犠打に使う
 桂馬を角の効きに捨てて銀を取る。うまいタイミングで捨てている
・玉は下段に落とせ
 ▲64銀成から下段に落とす攻め。最後の▲35桂で寄せができた
・玉のあたりを避ける駒のとり方▲47金
 ▲47銀だと△58銀成が王手になるので金から取って王手にならないようにする

先手を取って受ける

24高段者の対局から。図は対抗型の終盤戦です。
後手が手番を握って攻め込んでいますが、先手はどう対処するか。駒割は先手の桂香得です。

<図からの指し手>
▲7八角 △6七銀
▲同角 △同角成
▲7八銀 △同馬
▲同金 △5九飛


先手は角を合わせて先手を取って受けました。
△67銀にも銀角交換になるも再度78銀と受けて馬をはじきます。
後手も馬を引いては寄せが遠ざかるので馬を切って飛車をおろしました。

<図からの指し手>
▲7九飛 △同飛成
▲同金 △3九飛
▲5六角 △6五歩
▲5一飛 △6一銀打
▲8九金打 △6二銀
▲9一飛成 △同王
▲9三金


ここで今度は飛車に飛車を合わせる▲79飛でした。
単に受ける手はダメなんですね。△56飛成とかされたらどうするのかなと思ってしまい自分は指せなそうです。
そしてとどめの▲89金打ち。穴熊で金が2枚あったら自陣に打てと先崎さんの自戦記に書いてあったのを思い出しました。攻めが切れない限りはこうやって自玉を鉄壁にするのが大事なんですね。最後は隅に玉を落として決まりました。
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ポイント

・後手を引く受けはダメ。角には角、飛車には飛車をぶつけて先手を取る
・金を自陣に打つ手に悪手なし。攻めが切れない限りは好手

攻められる前に受ける。万全にしてから攻める

24高段者の対局から。図は対抗型の終盤戦に入りかけたところです。
先手が香得、後手の△44金が負担、手番は先手です。先手がよさそうですが△88銀は鋭い手です。先手はどう指すか。

<図からの指し手>
▲5九香 △8九銀
▲同玉 △7七角成
▲8八銀 △5五馬
▲4一飛 △7七桂
▲同銀 △同馬
▲8八銀 △同馬
▲同玉 △5四金


先手は得した香車を受けに使いました。▲59香で後手の龍の働きは一気に下がりました。後手は△89銀不成から二枚替えで駒得しながら攻めてきますが、▲88銀と跳ね返します。先手は駒得していたので、一時的に損しても龍を封じるほうが価値が高いと判断したようです。

<図からの指し手>
▲8九桂 △1九飛成
▲2一飛成 △8四香
▲4三角 △7一金
▲5二角成 △6一銀打
▲3四馬 △8五銀
▲7七馬 △3九龍
▲6三桂 △同銀
▲6一馬


ここで▲89桂が渋い手でした。自玉がスカスカなので手を入れる。受けに悪手なしと言いますがなかなか指せないです。
このあとの▲43角〜▲52角成も△61銀と受けられて何やってるんだと思いましたが、相手の持ちこまを受けに使わせて自玉を安全にする・▲63桂から攻める目標をつくるといった効果を狙っていたようです。自玉を万全にしてから攻める。将棋の鉄則ですね。
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■ポイント
・駒損よりも龍の効きを封じる59龍
・先に受けて(▲89桂)自玉を万全にしてから攻める(43角)
・持ちこまを受けに使わせて自玉を安全にする。

王手は詰ます時までかけない

24高段者の対局から。図は後手が猛攻をしかけた局面で先手玉はかなり危ない状態です。駒割は角vs(銀 と金)の交換で後手が少し駒得。手番は先手ですが金取りを受けないといけません。角2枚でどうやって反撃するか。

<図からの指し手>
▲7七桂 △8九銀
▲6八金 △7八金
▲9五角 △7三桂
▲6一銀 △4四銀


先手は▲77桂と受けました。これが攻めも見据えた攻手でした。
将来65桂〜53桂を狙っています。遊び駒を活用しつつ攻防手チックな手でいい手ですね。
後手は△78金と先手玉にからんできましたが、▲95角、▲61銀を指して寄せの足場を作りに行きました。33桂成と取りたくなりますが、45の桂は53から寄せるためのものです。33桂成に飛びついては寄せは遠のいてしまいます。
詰まない王手はかけない。重要な教訓です。下記リンクはご参考に。(第四回の部分です)
奈良岡実のここだけの話


<図からの指し手>
▲6五銀 △7五飛
▲8六角 △6五桂
▲7五角 △7七桂成
▲7八金 △4七桂
▲5八玉 △6九銀
▲4九玉 △6二金
▲7七金 △6一金
▲5三桂成 △同銀
▲同角成 △同王
▲6五桂


ここで▲65銀が勝負を決めた一手になりました。桂の効きにただ捨てですが、△65同桂と取ってしまうと、▲52銀成〜▲61角〜▲51馬とさきほど作った寄せの足場の駒が一気に働いて後手玉即詰みです。
後手は飛車を逃げましたが、▲86角から飛車を取って最後は即詰みに討ち取りました。
投了図以下は54玉や64玉だと▲55銀△65玉▲66金△74玉▲75飛以下の詰みのようです。
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■ポイント
・全ての駒の活用を意識する。本譜は▲77桂、▲65銀、△73桂といった遊び駒の活用が印象に残った。
・寄せの足場作りの手。▲95角、▲61銀。 王手は最後詰ませるときだけかける
・最後に質駒を取って勝ちを決める。本譜の▲78金

自玉が詰む条件(駒)を見定める

24高段者の対局から。図は対抗型の中盤戦です。
玉は後手が固く、手番は先手、駒の損得は桂香交換でほぼなし。効率は後手のほうがいいでしょうか。

<図からの指し手>
▲3三と △6六角
▲同銀 △6五歩
▲1九歩 △3八龍
▲3九歩 △4九龍


先手はと金を活用します。後手は角を切って攻めてきますが、19歩、39歩と龍をずらしてから一気にギアチェンジしました。

<図からの指し手>
▲4三と △6六歩
▲5二と △6七銀
▲8八玉 △5八銀成
▲6二と △6八成銀
▲6一馬 △7九龍
▲9七玉 △8五桂
▲8六玉 △7五金
▲同玉 △7四金
▲8六玉 △9三王
▲8二角


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先手は自陣に目もくれずに43〜52〜62と。と金を活用して攻め合いに出ました。金を2枚もぼろっと取られても先手玉は詰めろにならないんですね。銀がないと先手玉が詰まないということを見越して先手は寄せにでたようです。後手は△62との局面で一回手を戻すべきだったかもしれません。
終了図で後手玉は詰みになっていました。
△8四王▲9三銀△同香▲9五金△同歩▲9三角成 △同王 ▲9四金以下詰み
■ポイント
・自玉の詰む条件を見定める。本譜は銀を渡さなければ自玉が詰まないことを見越して▲43とからオール手抜きで攻め合いに出た。
・寄せに入ったら自玉に目もくれずに寄せること。

自然な手を積み重ねる

24高段者の対局から。図は中盤戦です。後手の棒銀が残ってしまっていて先手よしかと思ったのですが。。。

<図からの指し手>
     △9五歩
▲4五銀 △5三角
▲5六飛 △9六歩
▲5四銀 △同銀
▲同飛 △4二角
▲8八角 △9七歩成
▲同香 △同香成
▲同角 △5一香
▲6四飛 △同角
▲同歩


後手は9筋を攻めていきます。その間に先手は5筋を突破にかかり、一見先手がうまくいっているように見えましたが△51香車が厳しい反撃でした。
とはいえ飛角交換で67手目は金桂がさばけてなく後手苦戦かと思ったのですが・・・

<図からの指し手>
     △7六歩
▲6五桂 △7七歩成
▲同金 △9八飛
▲3九玉 △9七飛成
▲2四歩 △8八龍
▲6六角 △7五金


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ここで△76歩にびっくりしました。そんな悠長な手で間に合うのかなと思いましたが金を動かして△98飛が狙いだったのですね。
■ポイント
・後手は自然な手を積み重ねていた。攻められたら受ける。端を攻めたら一貫して端を攻め続ける。駒得して自陣を強化する。小さい駒で攻める(△76歩)、遊び駒を使う
→教科書通りの自然な手の積み重ねが大切。