将棋倶楽部24で三段に到達しました(昇段体験記第一回)
ついにこの日がやってきました。
2013年6月8日に24で二段に昇段して以来、5年5ヶ月の月日を経て遂に三段になることができました。
これから何回かに分けて昇段体験記を書いていきたいと思います。
第一回 挑戦して失敗した日々(〜2017年7月まで)
第二回 雁木戦法への転向
第三回 受け将棋の覚悟(森内将棋への傾倒)
第四回 技術面の進歩(寄せ・中盤・駒の運用)
第五回 上達の習慣(ノート・勉強メニューのポイント制)
■第一回 挑戦して失敗した日々(2017/7まで)
グラフが示すようにこれまで何度もあと一勝まで漕ぎつけて跳ね返されてきました。
<一度目の挑戦2014年>
最初のチャンスは2014年の2月でした。当時は矢倉46銀37桂戦法を主力にR1895まで行ったのですが、詰将棋をおろそかにして棋譜並べ(音声棋譜並べを開発した)に走ったのがよくなかったのか、そこから悪夢の10連敗で一気に脱落してしまいました。
矢倉相振感想戦ブログ(将棋24) |4月の成績
ここでの経験から連敗中は練習対局でスランプを脱することを学びました。
<二度目の挑戦2016年>
2度目のチャンスは2016年6月でした。矢倉46銀37桂戦法が使えなくなり、矢倉脇システム、加藤流を主戦法にしてR1888まで行きました。
しかしこのチャンスもものにできず、このあと矢倉雀刺しに手をだしたのと、矢倉名局集の棋譜並べにはまり、またもRを少し落としてしまいました。
その後しばらくR1800台をキープして2016年11月に再度R1888まで到達。しかしここでも結果を出せませんでした。
<迷走の2017年上期>
このあとまたも棋譜並べ(iPadとPDFでパラパラ棋譜並べ)にはまり2017年はレートが急降下。勝てないので戦法を横歩取りや角換わりに変えてさらに勝てないという迷走の時期に入ってしまいました。
高速棋譜並べを快適にするための環境 - 将棋24雁木・相振上達日記
こうして振り返ってみると、どうやら私は棋譜並べにはまるとレートが下がる傾向にあるようです。
棋譜並べを早くやることで、考えるよりも手が先に動いてしまい、読みが浅くなってしまう弊害があるようです。強くなろうと思って棋譜並べをがんばっていたのに努力の仕方が間違っていたのでしょうか?