将棋上達日記(雁木・相振)

将棋24で三段の筆者の対局日誌です。雁木・相振飛車で戦っています。

将棋倶楽部24で三段に到達しました(昇段体験記第二回 雁木)

皆さんやっている24ログイン画面の画像貼るの忘れてました。
単なる数字ですが、これを見るために頑張ってきたとおもうと嬉しいです。

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さて、昇段体験記第二回は雁木について書きたいと思います。
2017/7より雁木を居飛車の主戦法として採用することを決めました。


<テキスト>
テキストは雁木伝説を購入して雁木の部分を何度も読み返しました。
この本では▲57銀型の雁木をメインに扱っていますが私はツノ銀雁木で戦いました。
また将棋世界の2017年11月号に増田さんの講座がとても参考になり、この講座で
棒銀型と75歩交換型に対応することができました。

<使った戦型と対応策>
(0)序盤の指し方
・3手目もしくは4手目に角道を止める
・まずは▲67銀型(△43銀型)に組み、振り飛車も見せておく
・その後▲78金 ▲48銀 ▲58金 で雁木を完成させてから他の手を指す
・王様の移動もできるだけ保留して右玉も見せておく
いろいろ試した結果上記の指し方で戦い方を固定することができました。

(1)棒銀型 2-1
棒銀に対応できないと雁木を指すことはできません。
ポイントは△74歩に▲56歩、△73銀に▲68角とすることだけです。
銀が攻めて来たら▲46角で応戦する。これで戦うことができました。

(2)角交換型 6-3
最も出現しやすい戦型です。▲45歩から仕掛けられるかがポイントになります。
参考になったのはいしばしさんの動画です。
▲45歩と仕掛けたあとどうやって攻めをつなげるか詳しく解説してくれています

いしばしシステム解説動画3 - ニコニコ動画
あとは最近出た西尾さんのコンピュータ将棋の本が参考になりました。
△22銀と引かれて桂損しても戦える手順です。

(3)75歩交換型 2-2
これは増田さんの講座そのままに指しました。
ポイントは△74銀と相手が攻めてきてから▲45歩と仕掛けるということです。

(4)居角左美濃型 4-2
これは私オリジナルで対策を考えました。
(0)で述べた序盤の指し方を活用して袖飛車で対応しました。
飛車先を伸ばしていない、美濃囲いは3筋が弱いので袖飛車から35歩の交換を目指します
相手の応対によって△35歩を飛車で取るか、銀を46に進出して銀で取るかを決めます。
その後は右桂を活用して33の地点を攻めることで相手が攻めてくる前にこちらから仕掛けて戦うことができました。
対策は主に将棋ソフトの評価値を参考にしならが考えました

(5)その他 11-15
攻める雁木は最初の頃狙って採用しましたが、玉が薄いのと仕掛けが難しいのでやめました。

<雁木のコツ>
(1)玉を移動させて戦う
ツノ銀囲いは王様を囲いが崩れても王様を中央に逃がせるのが大きな特徴です
例えば9筋を端攻めで破られたとしても、王を79〜68〜57と逃がすことで、
二枚腰で戦うことができます。
最初は▲56歩と突くと玉が薄く感じられて(57の地点攻められるのが嫌)良さがわかっていなかったのですが、57に王様が逃げられるとかなり寄せられづらいことがわかってからは積極的に突くようになりました。

(2)相手が攻めてきたら自分も攻める
これはNHKの解説で丸山さんが言っていました。
銀が4段目に出てきたら仕掛ける、それまではじっとしているのがポイントです。

 

<雁木に転向した感想>

矢倉では序盤で急戦で潰されて負けることが多かったですが、雁木はいきなり攻められて潰されることが少なくなったように思います。

あとは相手が対策を持っておらず、自分のペースで戦えたのも大きいです。

(今後も続くかはわかりません。プロでは雁木は対策ができつつあるようですし)

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