三段昇段戦(四回目)
11月に入って好調で3連勝して三段にリーチをかけました。
昇段の一戦は相振三間飛車になりました。
<図1からの指し手>
▲1六歩 △7四歩
▲7六銀 △7五歩
▲8五銀 △7三桂
図1で1歩損ですが、高美濃に組んで自分の得意な形に持ち込んだのでまずまずだと思っていました。
が、△74歩に対する応対がまずく、更に△73桂も全く見えてなく図2では既にかなり悪くなってしまいました。
<図2からの指し手>
▲9六銀 △6五銀
▲1五歩 △7六銀
▲6六角 △7四金
▲7七桂 △6七銀成
▲8五銀 △同桂
▲同桂 △8四歩
▲96銀と撤退を余儀なくされ、以下戦いを起こそうとするもきっちり受け止められ完敗してしまいました。
反省
・図1で▲96歩とすべきだった
先手は攻める体勢をつくろうとしていたので攻める手を指すべきだった。
・△74歩には▲同歩△同金▲76銀として悪くなかった
なぜ指せなかったか?
→△74金が▲86飛にプレッシャーを与えられる気がして嫌だった
ただし、この場合は▲76銀で次に▲75歩を見せてむしろ先手が中段を支配できていた。
→本譜の△74歩▲76銀△75歩▲85銀 で銀が進出して良さそうな気がしてしまった
▲96歩と突いてあればまだ▲94銀と突進する手があったが、▲97歩型で▲85銀となっても全く攻めになっていなかった。
→▲76銀 △75歩 ▲同銀 △74歩 ▲66銀 △65歩で
銀が死んでしまうのが見えてなかった。
そもそも△74歩と突いてくる手を事前に考えていなかったのがよくなかったです。
端歩を突いてくるとばかり思っていました。
本局は ▲76銀で29秒、▲85銀で21秒考えていますが、この2手での読みが全くダメダメでした。急所の局面で正しく読むことができず完敗でした。
大事な一戦だったのに、なんとなく指してしまっていましたね。